10月27日2010年 |
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海南航空がオーストラリアへの就航を決める |
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海南航空(Hainan Airlines)が中国からオーストラリアへの運航を計画していることで、両国間のピーク時のフライトが週37便から59便に増える。
オーストラリア政府と中国政府の取り決めによって、今年11月から来年2月までのピーク時に60%のフライトが増えることになり、これは旅客席が週6,300席増加することを意味する。
中国の3大航空会社の中国国際航空 (Air China)、中国南方航空 (China Southern)、中国東方航空
(China Eastern)がすでにオーストラリアへの直行便を運航している。 そして、海南航空が当局の許可次第であるが、中国の深センからシドニーへに運航を開始すれば4番目の航空会社となる。
連邦政府のアンソニー・アルバニーズ運輸相は、「オーストラリアのギラード政権は、オーストラリアと中国間に現在ある制限を取り去るオープン・スカイ・ポリシーを目標としている」と話した。 海南航空
の親会社であるHNAグループは、今年の初めにオーストラリアの航空事業、サービス産業、観光業へ2億USドルの投資をするこを表明している。 (Source:
Travel Today, 22/10/10 "Hainan confirmed for Australia flights") |
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10月27日2010年 |
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9月の旅客数が過去最高 − シドニー空港 |
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空港投資ファンドのマッコーリー・エアポーツ(MAp)社は、シドニー空港が9月で初めて国内線と国際線を合わせた旅客数が1日当たり10万人を越えたと発表した。 国内線の旅客数が前年同月比で7.2%増え、国際線の旅客数も8.25%増加したとしている。
同社のケリー・マーサー社長は、「すべての航空会社が高い旅客需要の恩恵を受けており、オーストラリア発の旅客数も高い水準が続いており、オーストラリアへの旅客数も韓国、中国、ニュージーランドからの旅客が高い伸びを記録している。 デンマークでも過去最高の旅客数を記録しており、総旅客数が前年同月と比らべて12.3%増え、9月は200万人以上の旅客が利用している。 ブリュッセル空港も2月から力強い旅客数の伸びを記録し、9月までの今年の総旅客数の累計は、前年同期より4.1%増加した」と話した。 (Source:
ABC, 20/10/10 "Sydney Airport lands best September")
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10月27日2010年 |
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来年メルボルン線を週4便で開設 − ロイヤル・ブルネイ航空 |
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ロイヤル・ブルネイ航空は、2011年3月29日からブルネイ/メルボルン間を週4便で運航を開始する。
当初、同路線を今年の11月から運航開始する予定であったが、望むスロットが確保できず、来年になった。 同社はすでにブリスベンとパースに運航している。 今回のメルボルンとブルネイの首都
バンダル・スリ・ブガワン (Bandar Seri Begawan)間の運航で、往復合わせて旅客席が年間11万8,000席増えることになる。
ロイヤル・ブルネイ航空のRiaz Moiz,副社長は、「これらの旅客席数で、UKやアジアからの需要に応えることが可能となる。 そして、オーストラリアとブルネイとの関係も強化できる」と話した。 一方、メルボルン空港会社のクリス・ウッドルフ社長は、「東南アジアは、ビクトリア州にとって最も成長しているマーケットのひとつである。 ロイヤル・ブルネイ航空によるメルボルン就航は、両国の観光や貿易の発展に大きく寄与する」と語った。 (Source:
Travel Today, 18/10/10 "Royal Brunei adds Melbourne")
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10月20日2010年 |
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ダーウィン空港の料金が高く不満 − ジェットスター航空 |
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ジェットスター航空がダーウィン空港の料金が高く、将来続けて同空港を使うかどうかの保障は出来ないとする報道に対して、ダーウィン空港会社の社長は、「ジェットスター航空の不満の中で、ダーウィン空港の料金がオーストラリアで最も高いとの指摘は当たっている」と認めた。
カンタス・グループとダーウィン空港会社は最近、3,300万ドルを必要とするターミナル拡張工事の資金を捻出するために、長期的な料金協定に合意した。 しかし、ジェットスター航空のブルース・ブキャナン氏はノーザン・テレトリー・ニュース紙に対して、「ダーウィン空港の料金は高すぎる。 今後ダーウィンからの運航を続けていくかどうかは保障できない」と話した。
それに対して、ダーウィン空港のイアン・キュウ社長は、「ジェットスター航空は、支払う料金に見合った価値を受けることになる。 ダーウィン空港は、メルボルン空港やパース空港の発着便数と比べると10分の1の便数しかなく、小さな空港である。 しかし、他の大きな空港が持っている施設はすべてあり、24時間営業し、大変素晴らしいインフラ施設を持っており、コストがかかっている。 確かに、我々の料金は高いかもしれないが、航空会社に素晴らしいサービスと施設を提供することができる」と反論した。 (Source:
ABC, 17/10/10 "Jetstar complains about Darwin costs")
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10月20日2010年 |
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豪州へのフライトを2倍以上に増便 − 中国南方航空 |
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10月20日2010年 |
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ブリスベン線を運航再開後7ヶ月で運休 − フィリピン航空 |
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フィリピン航空はブリスベン/マニラ線を10月31日から運休する。 同社は、同路線を過去10年間運休していたが、7ヶ月前に運航を再開したばっかりであった。
メルボルン/マニラ線も週5便から3便に減便することになり、シドニー/マニラ線の週5便は現状のまま維持する。 今回のブリスベン線の運休の発表は、同社の幹部が「冬場のチケットの販売が記録的で、オーストラリア発の業績が改善してきている」と語ってから1ヶ月も経っていない。 同社のCielo
Villaluna広報担当は、「ブリスベン線の運休の決定は、ロウ・シーズンに向かうマーケットの状況によるものである」と話した。 (Source:
Travel Weekly, 15/10/10 "PAL axes Brisbane flights")
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10月13日2010年 |
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ダーウィンからマニラに就航 − ジェトスター航空 |
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ジェトスター航空は、ダーウィンを国内のハブとして国内線のフライトを増やすとともに、フィリピンのマニラへの国際線の運航を始めると発表した。
マニラへの運航開始は、関係政府機関からの許可の取得を前提として、2011年第1四半期を予定し、2010年末にはチケットの販売を開始する。 同社のサイモン・ウェスタウェイ広報担当は、「フィリピン政府からの運航許可取得は、他の多くの国々と比べると長くかかっているが、最終段階に入っており、取得に関しては自信がある」と話した。
ダーウィンに住む外国人でフィリピン人の人口は第3番目に多く、同社はフィリピンから友人や親戚が訪れる人々をターゲットにしている。 ジェットスター航空の親会社のカンタス航空はすでにシドニーとブリスベンからマニラに運航しており、今回のジェットスター航空のダーウィンからのフライトはそれらのフライトを補完する意味で、シドニーとメルボルンからの国内線での接続が可能となっている。 同社のダーウィンからインドネシアのバリへのフライトも12月16日から週7便から週11便に増便する。
国内線では、12月10日からアデレード/ダーウィン間を3便増便してデイリー化し、シドニー/ダーウィン間とメルボルン/ダーウィン間を週10便から11便にする。 (Source:
Travel Weekly, 11/10/10 "Jetstar to serve Manila from Darwin") |
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10月13日2010年 |
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メルボルンへの就航計画に暗雲 − エアインディア |
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エアインディアのメルボルン就航計画に暗雲が立ち込めてきた。
メルボルン空港会社は、依然エアインディアがメルボルンに就航することに自信を持ているが、エアインディアがまだインド政府から新規国際線運航の許可を取得していないことから、就航日が未定になっていることを認めた。 国営航空会社エアインディアは、今年11月1日からメルボルン/デリー間をデイリーで運航開始する予定をしていた。
今年6月に同社が運航計画を発表した際は、外交的にも経済的にも歓迎され、ビクトリア州が航空会社の誘致合戦でニューサウスウェールズ州に勝ったとされていた。 しかし、インドのメディアは、インドの民間航空省がエアインディアのメルボルン就航申請を2ヶ月間に2回拒否したと報道している。 また別の報道では、エアインディアの役員が民間航空省に対して、「メルボルン/デリー線は経済的には利益が上がる路線でなく、資金繰りが苦しいエアインディアに新たな赤字を増やすことになる」との内容の手紙を送ったとされている。
一方、メルボルン空港会社は、「エアインディアが運航を開始するまで、もう少し様子を見たほうが良い。 就航するのは明らかである。 エアインディアからはメルボルン就航中止の連絡は受けていないし、ただ現在政府と運航許可取得の作業をしているだけである」と語った。
ビクトリア州政府のジョン・ブランビー首相は今年6月に、「エアインディアによるメルボルン就航は、オーストラリアンとインド間の個人や文化の交流にお互いに恩恵を受ける新しい時代の幕開けとなる」と話した。 ビクトリア州政府はエアインディアを誘致するために多額の資金を拠出したとされ、競争相手のシドニー空港とブリスベン空港はメルボルン空港と同様の報奨金の支払いには消極的であったとされている。 (Source:
SMH, 11/10/10 "Air-India's launch on hold again")
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10月13日2010年 |
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豪州/タイ間の新規運航を申請 − ストラテジック航空 |
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ストラテジック航空は、B747機4.2機分のタイへの運航枠を申請している。
同社は、国際航空委員会(IASC:International Air Services Commission)に対して、2011年2月からオーストラリアとタイ間をA332機を使用して週6便での運航希望を伝えており、もし許可になれば、2011年12月末までにすべての運航枠を使用したいとしている。 この申請に関して、IASCは他の航空会社に同路線に運航を希望する意思があるかどうかを尋ねている。
現在、タイ路線おいては、Vオーストラリア航空がエティハド航空との共同運航の許可を申請している。 (Source:
Aircargo Asia-Pacific, 11/10/10 "Strategic bids for Thailand")
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10月06日2010年 |
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シドニー/ヨハネスブルグ間をデイリー運航に − カンタス航空 |
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カンタス航空はシドニー/ヨハネスブルグ間の火曜日の運航を新しく開始して、同路線をデイリー化した。
同社のアラン・ジョイスCEOは、「今回の増便により、オーストラリアと南アフリカ間において旅客や貨物に大きな柔軟性が出来る。 南アフリカはカンタス航空にとって、主要なマーケット(特にビジネス客)であり、お客様にシドニー/ヨハネスブルグ間のデイリーでのサービスを提供できることを嬉しく思う」と話した。
カンタス航空がデイリーで運航しているシドニー/ヨハネスブルグ間は南アフリカ航空とコードシェアし、南アフリカ航空がデイリーで運航しているパース/ヨハネスブルグ間はカンタス航空とコードシェアしている。 (Source:
T&L News, 22/109/10 "Qantas now flies daily to South Africa") |
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10月06日2010年 |
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4-6月期の経常赤字が6億ドル増加 − ニュージーランド |
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ニュージーランド統計局 (SNZ)は、おもに収入不足と外国人投資家からの税収の落ち込みによって、ニュージーランドの2010年4-6月期の経常赤字が18億ドル(季節調整済み)に増加したと発表した。
これは外国資本のニュージーランド企業が収益を伸ばし、それによって収入が不足したことで経常赤字が1-3月期より6億ドル増えた。 外国人投資家からの税収も、2010年2月の「非居住者に対する源泉徴収税」に関する政府の政策変更によって落ち込んでいる。 また、ニュージーランドを訪れる人数が減少し、一人当たりの出費も減っていることも経常赤字が増えている原因としている。
商品輸出に関しては、酪農製品などの輸出価格が上昇し、1987年以来最高の12億ドルの黒字となっている。 2010年6月までの過去1年間の経常赤字は56億ドル(GDPの3%)で、前年同期の105億ドル(GDPの5.7%)と比べて減少しており、これは輸入が55億ドル減ったことによるものである。 (Source:
NZPA, 22/09/10 "NZ current account deficit up $600m")
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10月06日2010年 |
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新しい提携先を探しアジア市場拡大計画 − ジェットスター航空 |
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カンタス航空は、現在ジェットスター航空の新しい提携航空会社を探す協議をしているが、英国航空との提携の意志はないとしている。
同社のアラン・ジョイスCEOは、「ジェットスター航空の海外での提携先となる航空会社候補と話をしている。 ジェットスター航空は昨年度の売り上げが22億ドルで、1,500万人の旅客を輸送している。 大部分のビジネスはオーストラリアで行なわれており、あとはニュージーランド。 そしてシンガポールとベトナムではジョイント・ベンチャーで行なっている。 我々は今、複数の提携航空会社候補と共にアジア域内でのほかのビジネス拠点を模索している。 今後5年以内にはそれらのビジネス拠点の確立をしたい」と話した。 (Source:
Aircargo Asia-Pacific, 23/09/10 "Jetstar seeking new Asian partners")
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